【ユーカリが丘】ユーカリ五番町ハイツの実態|家賃6万円台で駅徒歩4分の70㎡超に住める、穴場すぎる団地について
「ユーカリが丘でちゃんとした広さの部屋に住みたいけど、家賃が高くて手が出ない…」
そんなふうに思っていませんか?
実は、ユーカリが丘エリアにはほとんど知られていない”格安の穴場物件”が存在します。それが今回ご紹介する「ユーカリ五番町ハイツ」。売買相場が500万円台〜800万円台、賃貸でも6万円台で70㎡超の3LDKに住める、都内育ちには信じがたいコスパの団地です。
私は宅建士(2014年取得)・FP1級(2019年取得)を持ち、今は不動産テック企業でAIを使った不動産価格の査定システムを開発しています。「家を売るとき・買うときの情報格差をなくす」がミッション。この記事では、飛び込み営業時代のリアルな現場経験と、日々データと向き合うエンジニア目線の両方からこの物件を徹底解説します。
「古さが気にならない」「とにかく広く住みたい」「ユーカリが丘で家賃を抑えたい」というファミリーには、読んでよかったと感じていただける内容にしました。最後に近くにある「佐倉ラベンダーランド」の話もしますね。子どもと行ったとき、思った以上の感動があったんです。
ユーカリ五番町ハイツって、どんな物件?
ユーカリ五番町ハイツは、千葉県佐倉市ユーカリが丘5丁目に建つ大規模な集合住宅です。山万ユーカリが丘線「女子大駅」から徒歩3〜4分という駅近立地にありながら、その価格帯はユーカリが丘エリアでも別格の安さを誇ります。
まず基本スペックを一覧で確認しましょう。
| 所在地 | 千葉県佐倉市ユーカリが丘5丁目6 |
|---|---|
| 築年月 | 1982年1月(築43年) |
| 総戸数 | 約322戸(複数棟構成) |
| 構造 | 鉄筋コンクリート造(RC造)・5階建 |
| 専有面積 | 約70㎡〜73㎡(全戸ほぼ統一) |
| 間取り | 3LDK(2LDKも一部あり) |
| 最寄駅 | 山万ユーカリが丘線「女子大駅」徒歩3〜4分 |
| 施主・施工 | 山万株式会社・戸田建設株式会社 |
| 管理方式 | 日勤管理 |
| 小学校区 | 佐倉市立小竹小学校 |
| 中学校区 | 佐倉市立井野中学校 |
注目すべきは「70〜73㎡・3LDK」という間取りが全戸ほぼ統一されているという点です。都内だと3LDKといえばだいたい70㎡以上は確実に70〜80万円/㎡前後する、つまり5,000万円以上は覚悟が必要なわけですが、この物件は桁がひとつ違います。
1982年竣工ということで築43年。正直「古いな」という印象はあると思います。ただし、鉄筋コンクリート造(RC造)のマンションは適切に管理されていれば60〜80年は使えるとされており、築43年はRC造にとってはまだ「中年」くらいの感覚です。外観の古さはありますが、構造的な強度への不安は必要以上に持たなくていいでしょう。
複数棟構成で総戸数322戸という規模感
五番町ハイツは1〜8号棟(一部資料では6号棟まで)で構成される大規模集合住宅です。各棟の独立した管理組合ではなく、ユーカリが丘エリア全体の管理体制と連動している点がポイント。山万という大手デベロッパーが開発・管理に深く関わってきた街だけあって、インフラの管理体制はある程度しっかりしています。
総戸数が300戸超えということは、修繕積立金が分散されてまとまった規模になりやすいというメリットもあります。小規模マンションだと積立金が不足して大規模修繕の際に追加徴収が発生するケースが多いのですが、大規模物件のほうがそのリスクは低い傾向にあります(ただし購入前に管理組合の財務状況確認は必須です)。
ユーカリが丘で「突出して安い」、その理由
ここが一番大事なところです。なぜ同じユーカリが丘エリアなのに、五番町ハイツはこんなに価格が低いのか。不動産の世界では「安いには理由がある」が鉄則です。理由を理解した上で「それでも自分には合う」と判断できれば、これほどコスパのいい選択肢はないというのが私の見立てです。
理由① 築43年という築年数
最大の理由はやはり築年数です。不動産の価格は一般的に、新築から20年ほどで大きく下落し、それ以降はゆっくり推移します。つまり築43年というのは価格的にはかなり底値圏に近い状態です。
ここで重要な視点をひとつ。築年数の古いRC造マンションを怖がる方は多いのですが、1981年(昭和56年)以降に建てられたマンションは「新耐震基準」が適用されています。ユーカリ五番町ハイツの竣工は1982年1月なので、新耐震基準に準拠しています。旧耐震(1981年5月以前)の物件とは区別して考える必要があります。
1981年(昭和56年)6月施行の新耐震基準では「震度6強〜7程度の地震でも倒壊しない」レベルの設計が義務付けられました。五番町ハイツは1982年竣工なので、この基準を満たしています。購入前に管理組合に耐震診断の実施有無を確認しておくとより安心です。(出典:国土交通省「耐震改修促進法」)
理由② 外観・設備のレトロ感
見た目がはっきり「昭和の団地」です。廊下の手すり、外壁の色使い、エントランスの雰囲気——全体的に古さがにじみ出ています。現代的なマンションのエントランスのような高級感はありません。
室内も古い設備のままの住戸が多く、キッチンや浴室が昭和仕様のことがあります。ただし、購入してリノベーションすれば内側は好きなように変えられます。実際、ユーカリが丘エリアでは「安く買ってリノベ」という使い方をしているファミリーも存在します。
理由③ エレベーターなしの5階建
これは見落としがちな重要ポイントです。5階建てで基本的にエレベーターがない棟が多いです。子どもが小さいうちはベビーカーや荷物を毎回抱えて階段を上り下りする必要があります。
小さい子どもがいるうちは1〜2階の住戸を優先的に探すか、子どもが成長してから購入・入居を検討するというのが現実的な対策です。物件を選ぶ際は必ず「何階か」「エレベーター有無」を確認してください。
理由④ 山万ユーカリが丘線のアクセスが独特
女子大駅からの利便性については次の章で詳しく説明しますが、京成本線のユーカリが丘駅まで乗り換えが必要なうえ、ユーカリが丘線はICカードが使えない(2024年より顔認証システム「ユーカリPASS」は導入済み)という独特の事情があります。毎日通勤で使う人には多少の不便さを感じる場面があるかもしれません。
買う?借りる?価格・家賃の実態
ここが多くの人が一番気になるところだと思います。複数の不動産情報サービスのデータを突き合わせると、以下のような価格帯が見えてきます。
中古売買価格(目安)
これ、本当に驚きの価格帯です。都内で同じ70㎡・3LDKを探すと5,000万〜1億円超が当たり前の相場なので、文字通り桁が違います。千葉・佐倉という立地補正があるとはいえ、「ユーカリが丘の駅徒歩4分」でこの価格は、エリア内でも突出して安い部類です。
実際の取引事例(過去10年)を見ると、最低値は400万円台後半〜、高値でも1,200万円台程度で推移していることが多いようです。㎡単価でいうと7〜15万円/㎡程度。都内の相場(70〜100万円/㎡以上)と比べると凄まじい差です。
注意してほしいのは、中古マンションの価格は「部屋の状態」によって大きく変わるという点。同じ棟・同じ広さでも、内装リフォーム済みの住戸とそうでない住戸では数百万円の差がつくことがあります。安い物件を見つけたら「なぜ安いのか」を必ず確認するようにしましょう。
賃貸の家賃相場(目安)
実際の募集事例として、2LDK・70.23㎡で6.5万円(礼金0ヶ月)というデータも確認しています。都内で同等の広さを借りると15〜18万円以上するケースがほとんどなので、家賃水準の差は一目瞭然です。
仮に現在都内で家賃18万円を払っているご家庭が、この物件に移って6.5万円の賃貸に入ったとすると、月11.5万円・年間138万円の家賃削減になります。10年で1,380万円です。この差額をどう評価するかは、生活スタイルによるところが大きいですが、「広さ×コスト」のバランスだけで見たら相当魅力的です。
スマイティのデータによると、ユーカリが丘駅周辺の賃貸物件の平均家賃は約6.9万円。五番町ハイツはエリア平均とほぼ同水準の家賃で、70㎡超・3LDKの広さが確保できるという点で、実質的な「お値打ち感」は非常に高いといえます。
女子大駅って、実際どんな駅?山万ユーカリが丘線の話
「女子大駅」という、なかなかインパクトのある駅名ですが(笑)、これは沿線に和洋女子大学の佐倉校があったことに由来します。シンプルすぎる駅名はユーカリが丘線の特徴のひとつで、「中学校」「公園」「地区センター」と、路線名も駅名も直球です。
山万ユーカリが丘線、じつは日本唯一のシステム
ユーカリが丘線は、不動産会社である山万が1982年に開業したニュータウン専用の新交通システム(AGT=自動案内軌条式旅客輸送システム)です。全長4.1km、6駅を結ぶラケット型の環状路線で、一方通行の循環運転をしています。
面白いのは、国や自治体の補助を一切受けず、純民間企業の山万が自費で建設・運営しているという点。日本のAGT路線のほとんどは自治体が絡んだ第三セクターですが、ユーカリが丘線は異業種(不動産)からの完全民間参入という非常に珍しい存在です。当時の運輸省に「不動産屋が鉄道を走らせるとは何事だ」と難色を示されたというエピソードが残っているほどです。
さらに、採用している「VONA(ボナ)」という中央案内式AGTシステムは、現在世界でユーカリが丘線だけが使っている方式です(同じ方式を採用していた愛知・桃花台新交通は2006年に廃止)。鉄道好きにはたまらない「唯一無二」の路線なんです。
乗り換えの流れと都内へのアクセス
女子大駅からの都内アクセスは以下のルートが基本です。
女子大駅(山万ユーカリが丘線)→ ユーカリが丘駅(京成本線に乗り換え)→ 上野・日暮里方面へ。ユーカリが丘〜上野は特急利用で約45〜50分程度。
ひと乗り換えが必要な点はマイナスではありますが、ユーカリが丘線は各駅がニュータウンの住居から徒歩10分圏内に設計されているため、地区内の移動は非常に便利です。女子大駅からユーカリが丘駅まではユーカリが丘線で3分ほどなので、乗り換えのストレスは少ないほうです。
ただし前述の通り、ユーカリが丘線はPASMOなどのICカードに対応していません(2024年6月より顔認証乗車システム「ユーカリPASS」の本格運用が始まっています)。毎日の通勤で使う方は、このあたりも事前に把握しておくと良いでしょう。
また、車利用の場合は国道296号や佐倉東ICへのアクセスもあり、車通勤・車での買い物が多い方には割とストレスの少ない立地です。
こんな人に向いている・向いていない
正直に書きます。五番町ハイツは万人向けではありません。向き・不向きがはっきりしている物件です。自分に合うかどうか、冷静に判断してみてください。
- 👍とにかく広さを優先したいファミリー
- 👍築年数より費用対効果を重視する方
- 👍リノベーションに興味があり、内装を自分好みに変えたい方
- 👍都内の家賃・価格に限界を感じている共働き夫婦
- 👍階段の上り下りが苦にならない(または低層階に入居できる)方
- 👍ユーカリが丘のまちづくり・環境が気に入っている方
- 👍賃貸でコストを抑えながらエリアを試してみたい方
- 🚫新しい設備・きれいな内装にこだわりたい方
- 🚫エレベーターが必須な方(小さい子を抱えた場合も考慮を)
- 🚫資産価値の上昇を期待して購入を検討している方
- 🚫外観・共用部の見た目を重視する方
- 🚫乗り換えなしで都心に出たい方
子育て世代にとっての正直な評価
子どもが小さい時期(特に0〜3歳)のエレベーターなし生活は、正直きつい場面があります。ベビーカー、重い荷物、雨の日——これらが毎回階段になる生活は、想像よりハードです。ただし、1〜2階の住戸に入居できるなら話は変わります。低層階を優先して探すことをおすすめします。
学区については、小竹小学校・井野中学校が通学先になります。いずれも佐倉市内の公立校で、周辺の住宅街は比較的落ち着いた環境です。都内の学区と単純比較はできませんが、自然環境に恵まれた郊外の公立校として、子育て面での大きなマイナスはないと思います。
- 何棟目か・何階か(エレベーターの有無)
- 管理組合の修繕積立金の残高・大規模修繕の予定
- 内装の現状(リフォーム済みか・設備の状態)
- 向き(日当たり・眺望)
- 管理費・修繕積立金の月額
- 駐車場の有無・空き状況・月額
- 周辺のスーパー・病院・保育園の位置
- 臭気・騒音・ゴミ置き場の状態(住環境の実態)
ついでに行ってみたい!佐倉ラベンダーランドのこと
ユーカリが丘を訪れるなら、せっかくなのでぜひ立ち寄ってほしい場所を紹介します。五番町ハイツを内見するついでに——というより、「ここを目当てに来て、ついでに物件も見てみようか」という感覚で足を運んでほしい、そんなスポットです。
私も子どもがよちよち歩きの頃に家族で行きました。「千葉にラベンダー畑なんかあるの?」と半信半疑で行ったんですが、思ったより花畑は本格的で、子どもは大興奮。晴れた日だったので、あの紫のかき氷を花畑を背景に食べている写真が結構映えるやつで、子どもも喜んでいました。ラベンダー色のかき氷を手に持ってにこにこしている姿、今でも覚えています。
千葉県佐倉市先崎233にある、約13,600㎡の広大な農園。北海道・富良野のラベンダー栽培で有名な「ファーム富田」の富田社長に直談判し、栽培指導を受けてスタートした本格的なラベンダー農園です。「濃紫早咲き」「おかむらさき」「ラバンジン」「レイラブルー」の4種類、約6,300株を栽培しています。
名物はラベンダーソフトクリームとラベンダーかき氷。ラベンダーの香りがほのかに感じられる程度で食べやすいと好評です。売店では農園内の蒸留室で作るラベンダー精油・フローラルウォーターなども販売しています。
ラベンダーまつりの時期(例年5月下旬〜7月中旬)に訪れると、紫の絨毯が一面に広がる光景が楽しめます。「千葉でこんな景色が見られるの?」という驚きは本物です。富良野の雄大さとは違いますが、「プチ富良野」として十分な満足感があります。
子連れにもやさしく、入場無料・駐車場無料・ペット可という懐の深さも嬉しいポイント。ユーカリが丘エリアへの移住を検討している方が「エリアの雰囲気を感じに来る日」のプラスαコースとして、とてもおすすめです。
ここで少し、不動産購入について大事なことをお伝えします。
五番町ハイツのような「安い物件」を買うにしても、「高い物件」を買うにしても、不動産の購入は基本的に不動産投資と同じゲームです。購入価格が高すぎれば、それだけで何百万円もの損が確定してしまう。どんなにリノベしても、どんなに節約しても、高く買いすぎた分は取り返せません。
私自身、過去13件の不動産取引(自宅購入2件含む)を経験していますが、失敗しなかった最大の理由は「正しい価格の判断軸を持っていたから」だと思っています。その判断軸を作るために一番役に立ったのが、ファイナンシャルアカデミーの不動産スクールでした。20年以上前に受講したのですが、今でも判断の根幹になっています。
自宅購入も投資の視点で考えること。まずその第一歩として、無料体験受講から始めてみてください。無理な勧誘は一切なし。話を聞いてから決めれば十分です。不動産は気軽に買うものではないですが、この体験受講は気軽に受けてみてください。
※受講料は有料(体験受講は無料)。投資効果は個人の状況により異なります。
まとめ:まずは一度、行ってみてほしい
ユーカリ五番町ハイツは、「古さ・見た目」と「コスパ・広さ」のトレードオフがはっきりしている物件です。改めてポイントを整理します。
- 築43年・RC造・5階建・総戸数約322戸の大規模集合住宅
- 全戸ほぼ70〜73㎡・3LDKで統一された間取り
- 売買相場は500万〜1,000万円台(ユーカリが丘エリアで突出して安い)
- 賃貸は6万〜7.5万円台(70㎡超が都内の半額以下)
- 1982年竣工で新耐震基準適用済み
- 最寄りの女子大駅から徒歩3〜4分の駅近立地
- エレベーターなし・外観レトロ・設備古めが主な弱点
- 広さ優先・コスト優先のファミリーには刺さる選択肢
「写真で見ると古くて不安…」という気持ちはよくわかります。でも、実際に足を運んでみると感覚が変わることが多いんです。周辺の緑の多さ、静かな住宅街の雰囲気、そしてユーカリが丘線の独特な可愛らしさ。数字やスペックだけでは伝わらない「住むイメージ」は、現地に行かないとつかめません。
ラベンダーが見頃の5〜6月に、家族でユーカリが丘を訪れてみてください。ラベンダーランドで過ごして、ソフトクリームを食べて、帰りに「あの物件、ちょっと見てみようか」という流れが、実は理想の移住先を見つける一番自然な方法だと思っています。
本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の不動産購入・賃貸に関する法的・財務的アドバイスではありません。掲載している価格・家賃相場等は各不動産情報サービスのデータを参考にしたものであり、実際の取引価格を保証するものではありません。物件の詳細・現況・管理状況については、必ず現地確認および不動産会社・管理組合に直接お問い合わせください。耐震性・構造・設備の状況も個別に確認が必要です。掲載情報は2024年〜2025年時点のものを参考にしており、最新情報と異なる場合があります。
宅建士(2014年取得)・FP1級(2019年取得)保有。今は不動産テック企業でAIを使った不動産価格の査定システムを開発。「家を売るとき・買うときの情報格差をなくす」がミッション。飛び込み営業時代や不動産投資の失敗も含めたリアルな体験と、日々データと格闘するエンジニア目線の両方から「不動産ゼロからナビ」を運営。4人家族、地方在住。「難しそう」を「なんとかなる」に変える情報を発信中。