「千葉に移住したいけど、子育て支援ってどうなんだろう…東京と比べて損しない?」

都内から千葉への移住を検討しているとき、子育て支援の充実度って気になりますよね。特に医療費・保育料・学用品費、いわゆる「子育て三大コスト」が移住先でどう変わるのか、事前にちゃんと知っておきたい。

結論から言うと、千葉の住みやすいエリアTop5(流山市・佐倉市・船橋市・鎌ヶ谷市・松戸市)はどこも、医療費助成が高校3年生まで拡充されています。東京23区が「完全無償」なのに対して、千葉側は「1回200〜300円の自己負担あり」という差はありますが、そこまで大きな差ではありません。むしろ保育料・給食費の差は大きく、エリアによっては移住することで年間数十万円の節約になる可能性も。

私は宅建士(2014年取得)・FP1級(2019年取得)を持ち、今は不動産テック企業でAIを使った不動産価格の査定システムを開発しています。「家を売るとき・買うときの情報格差をなくす」がミッション。この記事では、当ブログの千葉の治安ランキングで上位5位に入ったエリアを対象に、子育て支援(医療費・保育料・給食費・学用品費)を徹底比較しました。

「移住先の子育て支援が充実しているかどうか」を事前に把握しておくだけで、移住後に「こんなはずじゃなかった」という失敗を防げます。ぜひ最後まで読んでみてください。

📋 この記事の目次

  1. 今回比較する5エリアの選び方
  2. 比較する「子育て四大支援」とは
  3. 【流山市】子育て支援の充実度
  4. 【佐倉市】子育て支援の充実度
  5. 【船橋市】子育て支援の充実度
  6. 【鎌ヶ谷市】子育て支援の充実度
  7. 【松戸市】子育て支援の充実度
  8. 比較対象:東京4区(江戸川区・葛飾区・足立区・江東区)の子育て支援
  9. 千葉トップ5 vs 東京4区、比較まとめ
  10. 千葉に移住するときの注意点:助成金は「住んでいる自治体」が基準

今回比較する5エリア、どうやって選んだの?

この記事では、千葉県内で都内へのアクセスが良く、かつ住環境の安全性が高いエリアとして、以下の5市を比較対象に選んでいます。

📍 比較する5エリア

  1. 流山市(東武アーバンパークライン・つくばエクスプレス沿線)
  2. 佐倉市(京成本線沿線)
  3. 船橋市(JR総武線・東武アーバンパークライン沿線)
  4. 鎌ヶ谷市(東武アーバンパークライン・新京成線沿線)
  5. 松戸市(JR常磐線・新京成線沿線)

選定の根拠となる治安データ(犯罪率)の詳細については、別記事で詳しくまとめています。千葉県警察の令和5年確定値をもとに東京23区と比較したデータなので、移住先を検討している方はぜひあわせてご覧ください。

👉 千葉 vs 東京23区 犯罪件数ランキング【詳細はこちら】

この記事ではあくまで助成金・子育て支援の中身にフォーカスして比較していきます。

比較する「子育て四大支援」って何?

今回比較するのは、子育て世帯の家計に直結する「四大支援」です。

🏥

①子ども医療費助成

対象年齢・自己負担の有無を比較。高校3年まで無料かどうかが最大のポイント。

🏫

②保育料

3歳未満(0〜2歳)の保育料は無償化対象外。自治体ごとの設定額に差がある。

🍱

③学校給食費

無償化は自治体によって差が大きい。松戸市は令和7年度全員無償化と太っ腹。

🎒

④就学援助(学用品費)

経済的理由がある家庭への学用品費・給食費等の援助。自治体により認定基準・支給額に差あり。

なお、3歳〜5歳の保育料は「幼児教育・保育の無償化」により、認可保育園・認定こども園は全国共通で無償です。保育料で差が出るのは主に0〜2歳の未満児クラスになります。就学援助は所得制限ありの制度のため、共働き世帯年収800万円台では対象外になる場合がほとんどですが、認定基準の目安として掲載します。

🏆【1位】流山市の子育て支援

「母になるなら、流山市。」というキャッチコピーで全国的に有名な流山市。子育て支援の充実度でも千葉トップクラスです。

🏥 子ども医療費助成(流山市)

対象年齢 高校3年生相当(18歳年度末)まで ✅
自己負担(通院) 課税世帯:1回200円
非課税世帯:無料。同月・同一医療機関で6回目以降は無料
所得制限 なし ✅

流山市の医療費助成は高校3年生まで対応。課税世帯は1回あたり200円の自己負担で、所得制限はありません。風邪で月2〜3回受診しても、600円以下に収まります。

出典:流山市|子ども医療費助成について

🏫 保育料(流山市)

3〜5歳は全国共通で無償。0〜2歳(2号・3号認定)の保育料は世帯の住民税所得割課税額に基づいて決まります。流山市の保育料は国の基準額をもとに設定されており、世帯年収約830万円(共働き・夫婦合算)で月額3〜4万円程度が目安となります(認可保育園・標準時間の場合)。ただし第2子は半額、小学校3学年以下の第3子以降は無料の軽減措置があります。

⚠️ 正確な保育料は流山市の最新保育料基準額表でご確認ください。
出典:流山市|保育料の決定方法について

🎒 就学援助(学用品費)(流山市)

流山市教育委員会では、経済的な理由でお困りのご家庭に対し、学用品費・給食費などを援助する就学援助制度を設けています。準要保護者(生活保護基準の概ね1.3〜1.5倍程度の収入が目安)が対象。世帯年収830万円では通常は対象外ですが、制度として整備されています。

出典:流山市|就学援助制度

🍱 学校給食費(流山市)

流山市の給食費は令和7年度から値上げになっていますが、増額分は市が負担しているため、保護者が実際に支払う金額は令和6年度と同額に据え置かれています。

小学校(月額) 約4,300円(物価高騰分は市が負担)
中学校(月額) 約5,100円(物価高騰分は市が負担)
無償化の対象 第3子以降は無償

⚠️ 流山市は市単独での完全無償化には約13億円/年が必要として、単独実施は困難としています。ただし物価高騰分の上乗せは市が肩代わりしており、保護者負担は増えていません。出典:流山市|学校給食費の改定について

💡 流山市まとめ

「母になるなら、流山市」は伊達じゃない。医療費は高3まで対応・所得制限なし・自己負担は1回200円と佐倉市・松戸市と並んで最安水準。給食費の物価高騰分は市が肩代わりで保護者負担据え置き。おおたかの森・南流山エリアは東京直通の利便性も高く、ファミリー移住の最有力候補。唯一のネックは家賃・物件価格がやや高め(千葉の中では)という点。

🥈【2位】佐倉市の子育て支援

佐倉市は大きな繁華街がなく落ち着いた住環境が特徴です。流山市より知名度は低いですが、子育て支援の中身はしっかりしています。

🏥 子ども医療費助成(佐倉市)

対象年齢 0歳〜18歳まで(高校3年生相当)✅
自己負担(通院) 課税世帯:1回200円(流山市より安い!)
非課税世帯:無料。同月・同一医療機関で6回目以降は無料
所得制限 なし ✅

佐倉市の特徴は自己負担が1回200円と、千葉エリアの中でも低めな点。「300円か200円か」は小さな差に見えますが、子どもが病気がちな時期は積み重なります。

出典:佐倉市|子ども医療費助成制度について

🏫 保育料(佐倉市)

3〜5歳は無償。0〜2歳は佐倉市の保育料基準額表に基づいて決まります。第2子の保育料は半額、年収約360万円未満の世帯は上の子の年齢に関係なく第2子半額・第3子無料の軽減措置があります。

⚠️ 正確な保育料はこちらでご確認ください。
出典:佐倉市|保育料

🎒 就学援助(学用品費)(佐倉市)

準要保護者(生活保護基準の1.3倍未満の所得が目安)を対象に、学用品費・給食費等を援助する制度があります。入学前の3月に「新入学学用品費」を前払い支給する制度も整備されています。

出典:佐倉市|就学援助制度及び新入学学用品費の入学前支給について

🍱 学校給食費(佐倉市)

佐倉市は学校ごとに調理する「自校式」を全校で採用しており、栄養教諭が献立を作成する手厚い給食体制が特徴です。

小学校(月額) 約5,000円
中学校(月額) 約6,000円
無償化の対象 第3子以降は無償(毎年度申請が必要)

出典:佐倉市|第3子以降学校給食費補助制度

💡 佐倉市まとめ

医療費の自己負担が1回200円と千葉エリアの中では低め。給食費は第3子以降無償あり。自校式給食で食育にも積極的。静かな住環境で、都内の喧騒から離れて子育てしたい人に向いている。都内への通勤は京成線で50〜60分程度で、通勤時間は長めなので要確認。

🥉【3位】船橋市の子育て支援

千葉県内で人口最多(約64万人)の船橋市。大型ショッピングモールが充実しており、生活利便性はピカイチ。東京への通勤アクセスも良好です。

🏥 子ども医療費助成(船橋市)

対象年齢 18歳年度末まで(高校3年生相当)✅
自己負担(通院) 課税世帯:1回300円
非課税世帯:無料。調剤は無料。同月・同一医療機関で6回目以降は無料
所得制限 なし ✅

出典:船橋市|子ども医療費助成制度

🏫 保育料(船橋市)

3〜5歳は無償。0〜2歳の保育料は世帯の住民税所得割課税額に基づき決定。船橋市は人口規模が大きく保育施設も多いですが、待機児童はエリアによって発生することがあります。実際の保育料は市の最新基準額表でご確認ください。

🎒 就学援助(学用品費)(船橋市)

準要保護者を対象に就学援助制度あり。入学前の新入学学用品費の前払い制度も実施しています。

🍱 学校給食費(船橋市)

船橋市は「公会計」方式を採用しており、給食費の管理が透明化されています。物価高騰分については市が負担することで、保護者が支払う金額は据え置いています。

小学校(月額) 約4,500〜5,000円程度(物価高騰分は市が補填)
中学校(月額) 約5,500〜6,000円程度(物価高騰分は市が補填)
無償化の対象 第3子以降は無償(令和8年度から小学校全員無償化を検討中)

令和8年度(2026年度)より、船橋市立小学校で全員を対象とした給食費無償化が検討中です。実現すれば、千葉エリアの中でも大きな追い風になります。出典:船橋市|第3子以降の学校給食費無償化について

💡 船橋市まとめ

利便性最高、子育て施設も充実。医療費は1回300円。給食費は物価高騰分を市が肩代わり、令和8年度の小学校全員無償化検討中と前向きな動き。都内通勤30〜40分でアクセスが良く、生活インフラも整っている。ファミリー層に人気で物件競争率は高め。駅周辺と住宅地でエリア選びが大事。

【4位】鎌ヶ谷市の子育て支援

知る人ぞ知るコンパクトな住宅都市・鎌ヶ谷市。人口約11万人と小さな市ですが、東武アーバンパークラインで都心方面へのアクセスが可能で、ベッドタウンとして根強い人気があります。

🏥 子ども医療費助成(鎌ヶ谷市)

対象年齢 高校3年生まで(18歳年度末)✅
※令和5年8月1日診療分から高校生まで拡大
自己負担(通院) 課税世帯:1回300円
非課税世帯:無料。同月・同一医療機関で5回目以降は無料
所得制限 なし ✅

鎌ヶ谷市は令和5年8月から高校生まで拡大しており、対象年齢は他市と同水準になっています。自己負担は月5回まで1回300円、通院6回目以降は無料(他市と同じ水準)。

出典:鎌ヶ谷市|子ども医療費助成制度

🏫 保育料(鎌ヶ谷市)

3〜5歳は無償。0〜2歳は市の保育料基準額表に基づいて決定。小規模な市のため保育園数は多くないですが、待機児童は比較的少ない傾向があります。⚠️ 最新の保育料は市の公式ページでご確認ください。

🎒 就学援助(学用品費)(鎌ヶ谷市)

準要保護者を対象に就学援助制度を実施。詳細は鎌ヶ谷市教育委員会にお問い合わせください。

🍱 学校給食費(鎌ヶ谷市)

鎌ヶ谷市はこの5市の中で唯一、小学校1年生の給食費を無償化しています。また、令和7年度から値上げとなっていますが、増額分は市が負担しているため保護者の実負担は据え置きです。

小学校(月額) 4,270円(令和7年度から値上げになるが増額分は市が負担・保護者実負担は令和6年度と同額)
中学校(月額) 4,860円(令和7年度から値上げになるが増額分は市が負担・保護者実負担は令和6年度と同額)
無償化の対象 ✨ 小学校1年生は無償(月額0円)(全員対象)
第3子以降も無償

小学校入学のタイミングで1年間給食費がかからないのは、地味にありがたい制度です。出典:鎌ヶ谷市|学校給食について

💡 鎌ヶ谷市まとめ

コンパクトで住みやすく、医療費の自己負担上限が通院5回と他市より1回分緩い。さらに小学1年生の給食費が無償というユニークな制度あり。船橋・松戸に比べると知名度は低いが、その分物件相場は穏やかめ。静かな子育て環境を求める人向け。

【5位】松戸市の子育て支援

東京・千代田区まで30〜40分で通えるアクセス抜群の松戸市。近年は子育て支援にも力を入れており、「まつどDE子育て」ポータルサイトも整備されています。

🏥 子ども医療費助成(松戸市)

対象年齢 高校3年生相当まで(18歳年度末)✅
自己負担(通院) 課税世帯:1回200円(佐倉市と同水準)
非課税世帯:無料。同月・同一医療機関で6回目以降は無料
所得制限 なし ✅

松戸市の自己負担は1回200円と、千葉トップ5の中でも佐倉市と並んで最安水準。高校生まで対応済みで、所得制限もなし。

出典:松戸市|子ども医療費助成制度

🏫 保育料(松戸市)

3〜5歳は無償。0〜2歳は世帯の住民税所得割課税額に基づき市が設定。⚠️ 最新の保育料は市の公式ページでご確認ください。

🎒 就学援助(学用品費)(松戸市)

準要保護者を対象に就学援助制度あり。入学前支給制度も実施。

🍱 学校給食費(松戸市)

松戸市の給食費は、この5市の中でダントツの太っ腹ぶりです。

🎉 令和7年度(2025年度)は全員・全学年・無償化!

松戸市立小・中学校に在籍する全児童生徒を対象に、令和7年度は1年間を通じて給食費が完全無償化されています(所得制限なし)。アレルギーなどでお弁当持参の場合も給食費相当額が補助されます。なお、1学期(4〜7月)は手続き不要でしたが、2学期・3学期分は全世帯に申請が必要です。

令和7年度の扱い 全員・全学年・完全無償 ✅
※1学期は手続き不要・2〜3学期は全世帯申請が必要
令和8年度以降 要確認(市の公式サイトで最新情報をチェック)

出典:松戸市|学校給食(松戸市教育委員会)

💡 松戸市まとめ

医療費1回200円と安め、通勤アクセスも良好で「コスパ高め」な移住先。そして令和7年度は給食費が全員完全無償化という大きなアドバンテージあり。「まつどDE子育て」のようなポータル整備で情報発信にも積極的。費用対効果という点ではこの5市の中でも随一。

比較対象:東京4区(江戸川区・葛飾区・足立区・江東区)の子育て支援

「千葉に移住するか、今の場所(または都内の別エリア)に留まるか」を比較するために、都内在住の共働きファミリーが住みやすいエリアとして挙げることが多い東京4区の子育て支援もまとめます。

🏥 子ども医療費助成(東京23区共通)

東京23区は2023年4月から、高校3年生まで医療費を完全無償化(所得制限なし・自己負担ゼロ)しています。これは各区が都の補助に加えて自主財源を投入して実現したものです。

対象年齢 高校3年生まで(18歳年度末)✅
自己負担(通院) 完全無料(0円)🏆 所得制限なし
所得制限 なし ✅

出典:足立区・葛飾区・江戸川区・江東区 各区公式サイト(令和5年4月より実施)

この点は東京23区の圧倒的な強みです。千葉エリアと比べると「1回200〜300円の差」ですが、子どもが未就学〜小学校低学年の時期は月に何度も受診することがあるため、年間で見ると数万円の差になることも。

🏫 保育料(東京4区)

3〜5歳は全国共通で無償。0〜2歳の保育料は各区の基準額表に基づいて決まります。東京23区の保育料は国の上限を参考にしつつ、区によって独自の減額措置を設けているケースもあります。

一般的に、東京23区の0〜2歳の保育料は千葉各市と大きく変わらないか、むしろ独自補助があるケースもあります。ただし東京は待機児童問題が千葉より深刻なエリアが多く、「保育料はほぼ変わらないのに入れない」というリスクがあります。

🎒 就学援助(学用品費)(東京4区)

江戸川区・葛飾区・足立区・江東区もそれぞれ就学援助制度を実施。認定基準は各区が定めており、千葉各市と大きく変わらない水準です。

🍱 学校給食費(東京4区)

東京23区は2024年度から全区で小中学校の給食費を完全無償化しています。医療費と同じく、この点では東京23区が先行しています。

江戸川区・葛飾区・足立区・江東区 完全無償化 ✅(2024年度〜)
所得制限 なし

東京都が区市町村の負担を半額補助する制度を2024年4月から開始したことで、23区全区での無償化が実現しました。

千葉トップ5 vs 東京4区、ぶっちゃけ子育て支援の差はどれくらい?

ここまでのデータをまとめます。一番わかりやすい「子ども医療費」で見ると、差はシンプルです。

エリア 医療費
対象年齢
通院
自己負担
所得
制限
給食費
無償化
🌿 流山市 高3まで ✅ 200円 なし ✅ 第3子以降
🌿 佐倉市 高3まで ✅ 200円 なし ✅ 第3子以降
🌿 船橋市 高3まで ✅ 300円 なし ✅ 第3子以降
(小学校全員無償化を検討中)
🌿 鎌ヶ谷市 高3まで ✅ 300円 なし ✅ 小1無償
+第3子以降
🌿 松戸市 高3まで ✅ 200円 なし ✅ 🎉 R7年度
全員無償化!
🏙 東京4区
(江戸川・葛飾・足立・江東)
高3まで ✅ 0円(無料)🏆 なし ✅ 全員無償🏆
(2024年度〜)

医療費の差、実際どれくらい?

たとえば子ども1人が月4回通院するとします(風邪・発熱が多い時期はざらにある)。

  • 千葉(1回300円)船橋市・鎌ヶ谷市 → 月1,200円 → 年間14,400円
  • 千葉(1回200円)流山市・佐倉市・松戸市 → 月800円 → 年間9,600円
  • 東京23区(0円)→ 0円

年間で1〜1.5万円の差が出ます。2人子どもがいれば2〜3万円の差です。これを「大きい」と見るか「移住で節約できる家賃差に比べれば小さい」と見るかは人それぞれですが、千葉に移住して家賃が月3〜5万円下がれば、医療費の差は余裕でペイできます。

「子育て支援」だけで見ると、東京の方が有利?

正直に言うと、「医療費の自己負担ゼロ+給食費も完全無償」という点では東京23区が有利です。子育て支援の制度面だけを比べれば、現時点ではまだ東京が一歩リードしています。

ただし、千葉側も着実に追いついています。流山市・佐倉市・松戸市は医療費の自己負担が200円と東京との差は最小限。松戸市は令和7年度に給食費を全員無償化しており、船橋市は令和8年度の小学校全員無償化を検討中です。今後さらに差は縮まっていくでしょう。

また、保育料・物件価格・生活コストを含めた「トータルの家計負担」で考えると、千葉への移住は大きなメリットになることが多いです。

千葉に移住するときの注意点:助成金・補助は「住んでいる自治体」が基準

最後に、めちゃくちゃ大事なことをお伝えします。

子ども医療費助成・就学援助などの子育て支援は、すべて「住民票がある自治体」の制度が適用されます。

つまり、今まで東京23区に住んでいた場合は「医療費0円」でしたが、千葉県の市に転入した瞬間から、その市の制度(自己負担200〜300円)が適用されます。「引っ越した月から制度が変わる」ことを事前に知っておかないと、引っ越し後に受診して「え、お金かかるの?」となる可能性があります。

⚠️ 千葉移住時にチェックすること

  • ✅ 転入届を出したら、子ども医療費助成の「受給券」を新たに申請する(自動ではもらえない)
  • ✅ 東京の医療証は転出と同時に使えなくなる(千葉の受給券が届くまでの受診は自己負担になる場合あり)
  • ✅ 保育園も転入先の自治体で新たに申請が必要(転入前に並行して情報収集を)
  • ✅ 就学援助も年度ごとの申請が必要(自動継続ではない)
  • ✅ 移住先エリアの自治体独自の移住支援補助金も確認する(千葉県・各市によって補助内容が異なる)

「引っ越したら子育て支援が下がる」のは事実ですが、家賃の差・物件の広さ・通勤環境をトータルで考えれば、千葉への移住は30代ファミリーにとって合理的な選択肢です。移住を検討中の方は、ぜひ一度現地を訪れて、街の雰囲気を肌で感じてみてください。

まとめ:千葉移住、子育て支援は「東京と大差なし」に近づいている

この記事のまとめです。

📌 この記事の結論

  • 千葉トップ5エリア(流山・佐倉・船橋・鎌ヶ谷・松戸)はどこも高校3年生まで医療費助成あり
  • 医療費の自己負担は1回200円(流山・佐倉・松戸)または300円(船橋・鎌ヶ谷)で、東京23区(0円)よりはかかるが年間1〜1.5万円程度の差
  • 給食費は松戸市がR7年度に全員無償化(2・3学期は申請要)、鎌ヶ谷市は小1無償(月額0円)と地域差が大きい
  • 東京23区は医療費・給食費ともに無償で「支援の充実度」では現状一歩リード
  • 家賃が月3〜5万円下がれば、支援の差は余裕でペイできる計算
  • 保育料は3〜5歳無償は全国共通。0〜2歳の差は各自治体の公式ページで要確認
  • 移住後は受給券の新規申請など「手続きの切り替え」を忘れずに

子育て支援の制度は年々変わります。この記事は2025年〜2026年時点の情報をベースにしていますが、最新情報は必ず各自治体の公式サイトでご確認ください。

千葉移住を検討している方は、治安データや各エリアの住みやすさも合わせて確認しておきましょう。当ブログの千葉 vs 東京23区 犯罪件数ランキングで詳しくまとめているので、ぜひあわせて参考にしてみてください。

📎 参考・出典

✍️ この記事を書いた人|ほげたろう

宅建士(2014年取得)・FP1級(2019年取得)保有。今は不動産テック企業でAIを使った不動産価格の査定システムを開発。「家を売るとき・買うときの情報格差をなくす」がミッション。飛び込み営業時代や不動産投資の失敗も含めたリアルな体験と、日々データと格闘するエンジニア目線の両方から「不動産ゼロからナビ」を運営。4人家族、地方在住。「難しそう」を「なんとかなる」に変える情報を発信中。

▶ 詳しいプロフィールはこちら